サルエルパンツとは
サルエルパンツとは、イスラム諸国の男性がはいている、袋の底から足が出ているように見える、ダボッとしたシルエットのパンツのことです。もともとはイスラム文化圏の民族衣装で、エスニックの流行とともにファッションアイテムとして登場しました。
1977年にパリコレクションで登場し、2002年頃から再び流行しているそうです。最近の若い男性はそのサルエルと同じように腰骨のところまでパンツを下げて履いおり、それを「サルエル風パンツ」と呼んでいます。
●サルエルパンツの特徴:股下が深く、股下からヒザにかけてかなりゆとりがあり、ヒザから足首にかけてキュッと細く絞られているのが特徴です。ヒザ上がダボッとしたゆるゆる感が動きやすく、ヒザ下がキュッとしたシルエットがカッコいいのだそうです。立体裁断加工で、履いた時の立体感がポイントです。
●サルエルパンツトリビア:股の部分がおしめのようにつながった下体衣を「サルール」と呼び、これをモチーフにデザインされたパンツがパリ・コレクションに登場し、そこからサルエル・パンツとして一般化するようになったものです。
●サルエルパンツの現状:サルエルパンツの代表ブランドといえば“FRAPBOIS”(フラボア)ですが、現在では続々とオリジナルのサルエルパンツが登場し、男女問わず浸透しています。さらにはベビー用のサルエルパンツまで登場しているそうです。